【更新日】2024年2月9日
館内の様子 |
館内の様子 |
明兆の作品 |
放送日:2月9日更新分「すもとかわらばん」
現在、淡路文化史料館で開かれている展示会の話題です。
淡路文化史料館では、
淡路島の歴史や縁のある人物などをテーマに、
館が所有・保管している貴重な資料や様々な作品を公開しています。
1月16日からは、「淡路島ゆかりの画人たち」と題し、
淡路島出身や暮らしたことがある日本画家をテーマとした展示会を開催中です。
会場には、室町時代を代表する画家のひとり明兆をはじめ、
江戸時代に活躍した白川芝山や忍頂寺梅谷など
淡路島に縁のある9人の画家の作品あわせて23点が展示されています。
現在の洲本市物部が出身とされる絵仏師・明兆の作品は、
中央に観音図・左右に龍が描かれた三幅対の掛け軸となっていて、
淡路文化史料館では11年ぶりの展示となります。
江戸時代に活躍した画家・白川芝山の作品では掛け軸が2点展示されています。
現在の洲本市金屋出身の白川芝山は、
書や俳句にも才能を発揮したと言われていて、
江戸に移ると、書画の塾を開き、多くの弟子を育てたとされています。
忍頂寺梅谷は現在の淡路市志筑出身。
江戸時代の後期に活躍した南画家として知られ、
山や川といった自然風景や人物画をはじめ、ジャンルを問わず優れた作品を残し、
今回は6つの作品が紹介されています。
このほか、不動立山・増田千代松・矢野橋村といった
明治から昭和にかけて活躍した画家の作品も解説付きで展示されています。
淡路文化史料館による館蔵品展「淡路島ゆかりの画人たち」は
4月14日まで開かれています。