【更新日】2024年2月13日
神事の様子 |
御神酒を授かる氏子 |
4年ぶりにだんじり集合 |
取材日:2月10・11日
放送日:2月12日更新分「すもとかわらばん」
2月10日と11日の2日間、由良地区の伝統行事「ねり子祭り」が行われました。
由良湊神社の 春の大祭として江戸時代から続くといわれるこの祭りは、
五穀豊穣や豊漁を祈願するとともに数え年で3歳になる子どもの氏子入りを祝うものです。
祭りの宵宮にあたる10日には、顔に紅で十字を書いた子どもと、
その家族3組が次々と参拝に訪れ、お神酒を授かりました。
子どもの顔に書かれている十字は、神聖な意味を表し、
ねり子祭りの間は子どもの身体に神様がやどるとされています。
翌11日の本宮では、由良地区の6つのだんじりが神社に集まり、
境内で威勢よく練り回しを行いました。
境内にだんじりが集まるのは、昨年までコロナ禍で自粛していたため4年ぶりとなりました。
そして、拝殿で町内会の役員や厄年を迎えた人たちが、お払いを受けた後、
およそ700メートル先にある戎神社に向かって出発しました。
戎神社に到着すると、ねり子を抱いた家族は福をもたらすとされる鈴を鳴してもらい、
お神酒を授かりました。
その後、御旅所では再び神事が行われ、改めて健康や安全、子どもたちの健やかな成長を祈りました。