【更新日】2024年3月12日
演奏の様子 |
演奏の様子 |
演奏の様子 |
取材日:3月10日
放送日:3月12日更新分「すもとかわらばん」
邦楽の愛好家でつくる淡路三曲会の演奏会が、
3月10日、市民交流センタービバホールで開かれました。
この演奏会は、
会員達の日頃の練習や活動の成果を披露するとともに、
多くの人達に伝統芸能を親しんでもらおうと、
淡路三曲会が毎年この時期に開いていて、今年で37回目を迎えました。
会の名称にも使われている「三曲」とは、
筝・三味線を指す三弦・尺八の3種類の楽器を使って演奏することを指します。
この日の演奏でも、箏・三弦・尺八といった楽器に加え、
普通のものよりも弦の数が多く、低音域を担当する筝・十七弦を含む組み合わせがあった他、
和太鼓を取り入れたものもありました。
そして、「同門の仲間」を意味する「社中」ごとを中心に全部で10の演目が披露されましたが、
少なくて3人、多くなると9人という編成になっていました。
この淡路三曲会、長年伝わる日本の芸能を受け継ぎ、
さらに発展させることを目的に活動を続けていて、
現在は、会員らが島内各地で開く筝や尺八の教室5つが加盟しています。
今回の演奏会には、淡路三曲会の会員やその弟子のほかに、
公民館活動などで練習に励んでいる人達らも出演し、
中学生から80歳代までと幅広い年齢層の人達、
あわせて32人が伝統の音色を奏でました。
今年で結成40周年を迎えた淡路三曲会では、
出演者の高齢化という課題もある中、
今後もこの演奏会を続けていき、
日本の伝統楽器を次の世代へ継承していきたいとしています。