「生きづらさを生きていく　〜ひとりで抱え込まないで〜」と題して
２部構成で行われたこの日は、
民生委員や福祉関係の仕事に従事している人達など
およそ１００人が集まりました。

第１部では、
兵庫県精神保健福祉センターの臨床心理士、公認心理師の中谷恭子さんが、
「生きづらさを学ぶ 〜ありのままを受け入れる〜」
というテーマでおよそ１時間にわたって講演しました。

その中で中谷さんは、
「何か生きづらいことがあっても、一人で抱え込まず、
かけがえのない命であることを心に置いて
生きていくことが大切です」と話しました。

続く第２部では、
「生きづらさへの挑戦 〜今できることを考える〜」と題して、
南あわじ市で障害者福祉サービスに関わる
森の木ファーム株式会社　代表取締役の松本 守史さんと
複合施設Ｓ ＢＲＩＣＫの運営などを行っている
株式会社シマトワークスの鹿内 和朗さんによる
パネルディスカッションが行われました。

この中では、松本さんと鹿内さんが、
第１部で講演した中谷さんに助言をもらいながら
「生きづらさ」や「福祉」について、意見を交わしました。

この「地域福祉フォーラム」は、洲本市社会福祉協議会が、
平成２０年・２００８年から、毎年この時期に開いているもので、
これまで、災害対策や子育て支援など
地域福祉に関連する様々なテーマを設けて実施してきました。

なお、洲本市社会福祉協議会では、
多くの人達に地域福祉について学んでもらうためにも、
今後もこのフォーラムを開催していきたい、としています。