【更新日】2024年3月28日
宝蓮寺 |
大野薬師堂 |
菜の花迷路 |
取材日:3月17日
放送日:3月27日更新分「すもとかわらばん」
3月17日、市内の歴史文化遺産などを歩いて巡る
「すもと歴史さんぽ」が開かれました。
今年度の5回目となった今回は、島内外から36人が参加し、
「大野地区 〜菜の花揺れる南海道の地へ〜」と題して、
およそ3・5キロのコースを巡りました。
一行は、集合場所となった大野小学校から
北に400mほど離れた場所にある「宝蓮寺」を訪れ、
笹津真隆住職から寺の歴史について話を聞きました。
続いて訪れた「土生寺陶瓦窯跡」では、
市の職員が、出土した瓦から、
ここに飛鳥時代の須恵器の窯跡があったことを説明しました。
その後、一行は「白鬚神社」を訪れ、
奈良時代の大野地区には、南海道の「駅家」があったとされていて、
神社の周辺では貴重な土器が出土するという話を聞きました。
そして、大野小学校の東側にある「大野薬師堂」を訪れ、
市の文化財に指定されている「石造薬師如来座像」も見学しました。
高さがおよそ80センチメートルあるこの「石造薬師如来座像」、
裏には戦国時代の永正16年の文字が記されていて、
石造りの薬師如来像としては淡路島では唯一とされています。
この日最後に訪れた菜の花畑では、
所有者で「大野菜の花ひまわり部会」のメンバー 武本浩己さんが、
「庚申堂」と、地域をあげて取り組んでいる「菜の花迷路」の話を
参加者達にしました。
なお、この「すもと歴史さんぽ」、
毎回、定員を大きく上回る応募があるということで、
主催する洲本市教育委員会では、
来年度も継続して実施していきたいとしています。