【更新日】2024年4月21日
法要の様子 |
巡拝の様子 |
さくら草 |
取材日:4月15日
放送日:4月19日更新分「すもとかわらばん」
仏教の開祖・釈迦の誕生日を祝う法要「花まつり」が、
4月15日、鳥飼浦にある海雲山善光寺で行われました。
これは、釈迦の生まれた日が4月8日であることにちなんで開かれたのもで、
4月8日の前後には、全国の寺院で甘茶の接待や稚児行列などのお祝いの法要が行われています。
善光寺では、参加する人が少なくなったなどの理由で
およそ50年もの間、花まつりを開いていませんでした。
しかし、2年前の阿形国明住職の入山をきっかけに、
多くの人達に寺へ足を運んでもらいたいと、
地元の人達も協力してこの時期に見頃を迎える「さくら草」や「牡丹」などを境内に飾り、
昨年、この法要を復活させました。
本堂では、阿形住職と檀家の人たちが
「花御堂」と呼ばれる小さなお堂に置かれた釈迦の像に甘茶をかけて、
無病息災などを祈りました。
続いて、善光寺の裏山に建立されている四国八十八ヶ所霊場の石仏を参拝しました。
全てをまわると、四国八十八ヵ所の霊場巡りと同じ御利益を受けるとされるこの参拝。
善光寺では、江戸時代の後期にはすでにあったとされていて、
88体全ての石仏は、2000年に新しくされました。
また、この日は、海の神様である金毘羅大権現と、
稲作の神様であるお稲荷様が祀られている社にも足を運び、
鳥飼地区の漁業の繁栄と五穀豊穣も祈りました。
なお、今回の花まつりのために用意された「さくら草」は、
現在も展示中で、自由に見学できるようになっています。